最近、機械類を動かしていなかったので、トロンボーン吹きの方にシャンクの先端部が凹んだマウスピースを借りて、それに合わせてマウスピース用のマンドレルを作ってみる事にした。このところの異常な円高を機に、もう少し工具を揃えようと海外の工具メーカーのカタログを見て物色していたところだった。この道具のような単純な小物も、いい値段で売られていたりする。
製作開始。はじめは、単純なストレートのテーパーでいいだろうと考えていたので、スロート径とバックボア開口部の径から三角関数で角度を計算し、一本仕上げてみた。開口端の径より細いのに、何故か途中で引っかかる。内径をよくよく見ると、スロートとバックボアとではテーパーが違う事を発見した(こんな人が金管楽器を弄っていいのだろうか)。というわけで、旋盤の刃物台の角度を変えて、細管用、太管用それぞれに合うものを作ってみた。シャンク部の凹みは無事に治り、「金管楽器など、叩けば治るだろう」という(浅はかな)思想が、より強固になりました。明日は大掃除が最初の仕事だなあ。
それにしても、携帯カメラのピント合わせは難しい。
土曜日, 11月 15, 2008
登録:
コメントの投稿 (Atom)
これを拝見したらオーボエのチューブも一定のテーパーで良いのかな?と思いました。
返信削除三角関数なつかしー^^
オーボエのチューブの内径も、シンプルなコニカルだと考えていいのでしょうか?
返信削除三角関数は、関数電卓(windowsの電卓)で計算しています。一気に小数点以下20桁くらいドッと計算されますが、せいぜい小数点以下4桁くらい、それもあくまで目安としてしか使いません。刃物台の角度を数値どおりビシッと合わせる方法はあるのでしょうか・・・。