月曜日, 4月 27, 2009

ハリソンリガチャーによくあるネジ切れを修復しました

クラリネット、サックスで人気のあるハリソンのリガチャーは、ネジ部とH型プレート付近の細い部分が弱く、締めた拍子ににそこがキレるという故障がよくあります。
「勿体ないから捨てないけど、使えないハリソンをいくつも持っている」
という人も多いのでは・・・?

その「ネジ切れ」修理の依頼がありました。





写真の左が修理前、雌ネジの山がなめてしまい、ネジが空回りして全く締める事ができません。
そして修理後が右です。
山が再生され、元のネジ山よりもかなり頑丈になりました。




ハンダもロー付けも研磨も使わない方法なので、今回の綺麗なピンクゴールドメッキも、維持したまま修理可能。
簡単な技術ですが(なので)、やり方は秘密です。
雌ネジ部のメッキは失いますが、組み立てれば下の写真の通り全く目立ちません。

修理完了!

そのうちサイトの方で工程の写真を増やして紹介しようと思います。

月曜日, 4月 06, 2009

ある意味清掃業でもあり…

最近は、この春から学校の部活動で、新入部員が使う事を見越した修理品が多いです。

おそらく導入以来分解修理・調整をしていないと思われるアルトクラリネットを修理しました。
これは…汚れ?…クモの…巣…?ここまでくると、音抜けや音質・音程に影響があるかも知れません。
しかしこんな楽器を綺麗に掃除するのも、大変気分がいいものです。

金管楽器の管内はもっと汚れるのでしょうね。金管はまさにパンドラの箱です。