火曜日, 12月 27, 2005

金魚は色が変わる

家の一番大きい金魚は、飼い始めた頃、せいぜい4センチ程の大きさだった。黒い出目金だったが、成長するにつれ次第に色が薄れ、終いには綺麗な赤に変わった。大きさは15センチくらいに育ち、よくまあ、ここまで大きく育つものだなと感心していた。
飼い始めたのは私が高1の頃。親が夏祭りの露店で救ってきたという。うちでは猫を飼っいた為「どうして、金魚なんて。猫に食べられてしまうぞ」と思っていた。だが、水嫌いの猫は水の中の金魚に手が出ず、美味そうに水槽を覗き込むだけだった。
あれから15年余り経つ。去年の冬、その猫が死んだ。そして今日、出目金が死んだ。金魚の為にお墓を作ってやろうと、庭を見た。
雪が積もっている。土は凍っているようだ。明日、猫の隣に埋めてあげようと思う。

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