火曜日, 12月 27, 2005

金魚は色が変わる

家の一番大きい金魚は、飼い始めた頃、せいぜい4センチ程の大きさだった。黒い出目金だったが、成長するにつれ次第に色が薄れ、終いには綺麗な赤に変わった。大きさは15センチくらいに育ち、よくまあ、ここまで大きく育つものだなと感心していた。
飼い始めたのは私が高1の頃。親が夏祭りの露店で救ってきたという。うちでは猫を飼っいた為「どうして、金魚なんて。猫に食べられてしまうぞ」と思っていた。だが、水嫌いの猫は水の中の金魚に手が出ず、美味そうに水槽を覗き込むだけだった。
あれから15年余り経つ。去年の冬、その猫が死んだ。そして今日、出目金が死んだ。金魚の為にお墓を作ってやろうと、庭を見た。
雪が積もっている。土は凍っているようだ。明日、猫の隣に埋めてあげようと思う。

火曜日, 12月 20, 2005

タテバラ

来月東京で某楽器メーカーの技術者採用試験があります。その審査の中に作文があるので、良い作文が書ければと、書店へ作文の本を買いに行って来ました。しかし、どうも貧乏性が出てしまい、ハードカバーの本が買えません。結局、文庫本の「文章をダメにする三つの条件」(宮部修著/丸善ライブラリー)を適当にを選んでみました。実際にあったダメ文例なども、宮部氏の解説を読めば、あ~なるほど、これはダメだ、と容易に理解できます。思いのほか、技法や禁則などの縛りが少なく、えっ、こんなに簡単な事なのか、と思える内容で大変読みやすいでのす。読むは易しですが。
午後は、仙台へ行く姉を送りに郡山駅まで行ってきました。姉を送り終えて、駐車場に戻り、ふと脇を見ると、宝くじ売り場に長い行列が。「買っても、当たるわけがない」と車に乗り込むと、目の前に駐車してあった車のナンバーが、何と”7777”!須賀川に帰ってきてから、家の前の宝くじ売り場でくじを買いました。売り場で「連番10枚と、バラで20枚」と言うと、売り子さんが「連番一組と、タテバラです」と言って宝くじをくれました。もし当選したら、ハードカバーの本が買い放題だなぁ。採用試験の方に運を取っておきたいので、開封は採用内定が出てからにしようと思っています。
既に必ず当選すると思い込んでいるで、その後会ったみんなに「3億円当たったら、半分やる」と触れ込んでおきました。でも、みんなで分けてしまったら、2500万円ずつだ。みんなホントにゴメン。ところで、”タテバラ”って何ですか?

月曜日, 12月 19, 2005

コンテスト会場のロビー

17日18日と、この時期恒例のアンサンブルコンテストの県南支部大会。
今年は、私が指導に関わった団体が一つ。県南のとある中学校のクラリネット4重奏。本番の1週間前に、2時間ほど合奏を見ただけですが。 本番は、実力が思うように発揮出来なかったようです。しかし、どう聞いても楽器の調整不備による”落ち”が散見され、非常に残念でした。結果、その団体は銀賞を受賞。つまり県大会には進めなかったのですが、本日顧問の先生から、お礼の電話を頂きました。 先生が仰るには「一般吹奏楽団の奏者に指導に来てもらった事はあったが、専門家はやはり違う、生徒達も喜んでいた」そうで・・・喜んでいいのやら? 約3年ぶりの仕事で、指導の勘所を掴みきれなかったはいえ、アマチュア指導者と比べていただいても、気が抜けてしまいます。こういう時、喜んでいいのか、分かりません。

会場では、懐かしい(と言っても、コンクールのたびに顔を合わせている)面々に再会する事ができ、「今度飲もうよ」と懲りもせず果たされる事のない約束をしてきました。
元同業者、指導先の学校の先生方、そのバンドの奏者だった者、自分が高校生当時の部活動の先輩。
とりわけ、高校時代同じバンドで共に演奏してきた旧友との再会は嬉しいものです。会社員をはじめ、今や学校の先生として学生達を率いている者、私のような半NEETなど、身分も職業もさまざま。
「また、指導お願いします」と来てくれた人もいました。しかし教えた携帯番号が間違っていたかも・・・。仕事が逃げていく。

金曜日, 12月 16, 2005

旋盤の経過

プーリが届きました。これで、やっと旋盤が動くようになる!プーリを付ける前に、モーターを試運転。・・・何やらカタカタ…というノイズが出る。メーカーに電話して、音を聞かせると「偏芯ているのかも」との答え。結局、返品しました。旋盤のオプション、固定触れ止めやバーティカルスライドなどををイギリスから輸入。なんと送料、約3万円!痛い!それでも代理店を通すより、数万安い。3万円があったら、いったい何ができるだろうか・・・新しいマウスピースが4個買えるなぁ。さて、肝心の旋盤は、今年中に動かせるのだろうか。 Posted by Picasa

日曜日, 12月 04, 2005

リードの山

あまり楽器を吹かなくなってから、とんとリードの消費量が減った。学生の頃は、朝一で楽器店に行き数箱まとめ買いし、気に入るものが無ければ箱ごとゴミ箱に捨て、昼休みに数箱買い足すという有様だった。まさに湯水の様にリードを消費していた。あの頃がいちばん、自分の音に対しての要求が高かったという事だろうか。左の写真のリードは、ゴミ箱に行かず家に持ち帰られたリードが溜まったもの。およそ1500枚ほどある。リードの良し悪しは、少し音を出してみれば(ともすると音を出した瞬間に)判る。育つ可能性が無いリードは数秒間使用されただけで、その後日の目を見ることはなかった。それを今回かき集めて、新品同様のリードだけを選別した。リードが買えず、割れたり汚れたりした物を使い続けなければならない小中学生に使ってほしいと思ったからだ。このリードの出所を明らかにする事を前提に、楽器店に扱いをお願いした。新品のリードと混ざっては困るので、陳列の仕方を考えた。
「中古リード」ではちょっと・・・。「新古リード」も違うなぁ。「アウトレット」「わけあり」「おすそ分け」どうも違う。よく考てみれば、選定漏れの集まりなわけだが・・・。中には神のような物もあると信じています。 Posted by Picasa

木曜日, 12月 01, 2005

電話での対応

唐突だが、自他共に認める電話嫌いの私である。
口がまわんないよ。
携帯電話など、かかって来る事はあっても
こちらからわざわざかけるような事はしない。
ケータイには電話もウェブもいらない。
メール機能とデジカメで十分だと思っている。
注文していた単相モーターが、今朝届いた。
まだ旋盤は動かないのだが、あと必要なものは
プーリー、配線、電源をON、OFFするスイッチだ。
プーリーを注文するための軸穴の寸法がわから
なかったので、電話でメーカーに問い合わせた。

私「プーリーのキー溝の規格について伺いたいのですが・・・」
担「はい」
私「新JISと旧JISでは、どちらになりますか?」
担「あー、それでしたら、新JISですね」
私「あ、そうですか。・・・あ、ありがとうございます」
ここで「では、失礼いたします」と切るタイミングを失う。
1秒ほどの沈黙が、やけに永く感じられる。
私「・・・あ、ありがとうございました・・・
        それだけです・・・失礼します・・・」ガチャ

何なんだ、このやり取りはwヒドイッ!
言うに事欠いて、「それだけです」とは!?
こんな所で、日ごろのNEETERぶりを発揮してしまった。
やっぱり、人前に出る仕事は向かないな~。楽器なら吹くけど。
では、失礼いたします。

月曜日, 11月 28, 2005

今日の発見

前回、入手先が見つからないと書いた洋白材だが、ジュエラリー関連のウェブページを巡回していたところ”線引き”なる技術を発見した。「線引き板」から「エンマ」と言う道具を使い、材料を引き抜いて線材を作る方法。これで、洋白板材があれば丸棒と線材は自分で作る事が出来るわけだ。そういえばイギリスの学校で使った材料にも、何かで引っ張ったような線状痕が有ったのを思い出した。線材の作り方は学ばなかったが、キーポスト用の丸棒(キー用より少し太いもの)から作っていたのだろうか?・・・今思えば、線引き板の様な物が壁に立てかけてあったような気がする。あとの問題はやはりパイプ。ソプラノクラリネットには、それほど長いパイプが必要でないのでドリルで穴を通せばいいのだが、同心度が出るのはパイプだろうなあ。これも線引きで作れないだろうか?径が太いうちに穴を開け、溶かした鉛を詰める。それを線引きすれば、金太郎飴みたいに・・・。それじゃ焼き鈍す度に鉛の詰めなおしが必要か?あっ、キーカップを作るのに太い丸棒が必要なんだった。
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土曜日, 11月 26, 2005

刃物やジグの材料が、続々と届いています。「では写真を…」と思ったけど、ただの鉄の棒なのでやめました。一口に鉄と言っても種類が・・・軟鉄、快削鋼、炭素鋼、ハイス鋼、ステンレス・・・詳しくは知らんけどありまして。イギリスでは、マイルドスチール、シルバースチール、ハイスピードスチールなどと呼んでいました。英語ではピンと来なかったけど、漢字で見ると何となく特徴がわかりますね。簡単に言えば、炭素が含まれている鉄は「焼き入れ」ができるので刃物の材料に向いてます。どの鉄も見た目が変わらないので、(ヤスリで削ってみたりすれば区別がつくんですが)管理はしっかりしないと。(今回の刃物用鋼材は45c、「とくきん」で購入。とここにメモしておきますね)今日はamazonで「穴加工用工具のすべて:ツールエンジニア編集部」を注文。リーマー作りの参考にしようと思う。午後には小学生のレッスン一人。小指が短くて苦労している。それを見ていると、キーを作ってあげたくなります。それで思い出しましたが、洋白(ニッケルシルバー、ジャーマンシルバー)の仕入先がみつかりません。板材、線材、丸棒、丸管(パイプ)が必要です。特にパイプが見つからない。外径3.5mm、内径2.0mm位の物が必要。大量生産できないし、資金も無いので少量でいいのだが…。心当たりのある方、ご連絡ください。いやぁ、ブログ重いですね~。ブロガーにはトラックバック機能もついてないのに。カウンターの回りも重いようで・・・。ま、宣伝してないんだけど。

木曜日, 11月 24, 2005

運動不足

今日はアルバイトで岩代町まで行ってきた。いや、たまーに外に出ると気持ちいい。空気がうまい。だが少し歩くと動悸が激しくなる。運動不足を痛感した。あまりに道路の舗装が綺麗なので写真撮影。帰宅後、久々に体重計に乗ってみる・・・帰国して以来、約10キロほど太ったようだ。旋盤のモーターは、マイフォード輸入元のベルメックス社に問い合わせる予定。そのついでに固定触れ止めとミーリングアタッチメントを揃えようと思う。 Posted by Picasa

水曜日, 11月 23, 2005

旋盤の梱包

丁寧語は面倒なので止める事にした。 今日は、旋盤を梱包する際に詰めた緩衝材の取り払い。そこで梱包した時の事を思い出したので、今日はその話を。でも、カッコの最後まで読み飛ばして結構です。

【写真には写っていないが、ベースにパレットを使い、その上に2層ダンボールを敷いた。その上に旋盤を置いて、固定ボルトの穴に鉛筆を突っ込んで位置をマークする。一度旋盤をパレットから降ろし、ドリルでダンボールごとパレットに穴を開ける。旋盤をぴったり元の位置に戻しボルトで固定させた。とにかく、一人で旋盤を乗せたり降ろしたりするのが大変だった。そしてダンボールを折って箱にしていく。箱に旋盤を入れるのではなく、周りに箱を作っていくのである。まず3方向の壁を作り、付属品などを入れ最後の壁をつくる。緩衝材を詰めて、蓋を別のダンボールで作る。最後に、開かないようにガムテープでぐるぐる巻きに。カバーやギアのプーリーまで分解すると、梱包の高さが約10cm程節約できた。自力で組み立てできるだろうか?】

というような事を書こうと思ったが「梱包した時は、乗せたり降ろしたり大変だった!」で事足りるわな。もうネタ切れか?
・・・そして今梱包を解いているわけだが、装着させておいた3つ爪チャックが固着し、外す事が出来なくなっていた。チャックキーを挿しながら木をあてがってハンマーで少し強く叩く。するとあっけなく外れた。組み立てる前に置き場所を見つけなければ。
修理・製作に必要なジグを作るための鋼材をネットで注文した。 Posted by Picasa

火曜日, 11月 22, 2005

当社クラリネット試作品

試作品 といいますか、イギリスの管楽器製作学校で作った楽器です。モデルは、おそらく2、30年前のブージー&ホークス926。独自にサイドキーの形状に凝ってみました。見難いかもしれませんが、ロングB♭を簡単に微調整出来るようにアジャストスクリューを付けました。ハワース社クラリネットに同様の機能がありますが、それにはテンションの弱いスプリングが1本多く必要です。この楽器のキーメカニズムでは、その1本を排除できました。私が3年間学んだ学校についてもいつか書きたいと思います。
イギリスの管楽器製作学校はこちら。
Nweark & Sherwood College Posted by Picasa

月曜日, 11月 21, 2005

箱の中から出てきたよ

ウェブをいろいろ探し回っていると、色々なHPを見つけます。今日はリコーダーやトラベルソのアマチュア製作家のHPをいくつかブックマークしました。何でも趣味でやってしまう人がいるもんすね。しかし、私などより余程経験も技術もあります。ピリオドクラリネットやバロックオーボエの復元などもあり、かなり読み応えがありそうです。モダン楽器を趣味で作る人はいるのでしょうか。
旋盤の梱包を解いていくたら、緩衝材の中からリード用のケーンが出てきました。いずれこれも形にしてやらなければ。リードマシンは何処にしまったかな・・・。 Posted by Picasa

日曜日, 11月 20, 2005

3ピンプラグ

旋盤に乗っていたモーターは、英国仕様で電源プラグも写真のような3ピンプラグ。これを日本で使えるようにするのは面倒な(←スキルが無い)ので、モーターは日本の物に交換する事にしました。プーリーも中心がブレて振動・騒音が出ていた(←スキルが無い)ので、ちょうど良いところでした。 でも…モーターは何処で売ってるんだろう?
我が家の車が壊れました。アイドリング中にストン、とエンジンが切れて再スタート出来なくなったのです。走行距離28万キロ。30万キロを目指していたのですが…。そろそろ廃車だな。 Posted by Picasa

土曜日, 11月 19, 2005

旋盤 Myford ML7

イギリスのebayで落札したMyfordML7。これも搬入するのが大変でした…。梱包された状態で総重量113kg。前出のグレナディラ材は板なので一枚ずつ運べましたが、さすがにこれは一人では運べません。 イギリスからは船便で輸入。船便の送料は重量に関係なく体積で決まるので、出来るだけ小さく梱包できるよう張り出している物は分解しました。
これをセットアップすれば、いろんなことが出来ます!…しかし置く場所が無い。旋盤を眺めながら、どうしたものかと悩んでいました。
誰か、場所を貸してください、タダで。 Posted by Picasa

金曜日, 11月 18, 2005

去年のクリスマスはイギリスにいました。


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グレナディラ

クラリネットの材料になるアフリカン・ブラックウッド(グレナディラ)材です。極上品を原木で購入し、木取りしました。 直接重ならないように、桟を入れてシーズニング中です。これで約200kg程あります。 2階の部屋に上げるのが大変でした・・・。
何本のクラリネットが出来るか楽しみです。 長さがあるので、ロッシのような上下管一体の楽器も出来そうですね。 Posted by Picasa

さて、帰国して4ヶ月経つわけだが…。

ブログを作ってみた。
ネタ切れせずに更新できるだろうか。
頑張ってみます。